ご挨拶

~歴史と伝統を受け継ぎつつ
時代や地域のニーズを
創造できる施設でありたい~

20代後半、転勤で来た静岡・焼津で、私が「元湯なかむら館」の温泉に初めて浸かってから25年余が経過しました。

浴槽にはいつも源泉から湧き出るお湯が掛け流されてきました。湯船で身体を伸ばすとまるで海に入ったかのように「ふわーっ」と浮きあがり、注がれる源泉を舐めると濃い塩っぱい苦みがピリッと舌を突き、心も体もリラックスします。
当社(当店)は、静岡県焼津市内の高草50号井(源泉)横に位置する焼津黒潮温泉の発祥の施設として焼津の町と共に歩んできました。しかし、時代の流れや高齢化、地域人口の減少等の中で近年は当社の地域での認知度も低下してしまいました。
私は、焼津に来る度に「本当に勿体ないな・・・」と思っていました。

そこで、焼津黒潮温泉をもっと多くの皆様に知って頂き、源泉掛け流しの温泉だけでなく、「食」や「癒し」、「楽しさ」を詰め込み地域の皆様に「毎日でも来たい」と思って頂けるような施設を創りたいとの思いを持ち始めたのです。
思いが高じて、普段、別業種の会社経営を行っている私が同時に当社の親族内承継をすることを決意しました。
そして、2019年夏に「なかむら館リニューアルプロジェクト」をスタートさせました。

創業者である祖父 小池政男の思いを受け継ぎつつ、新たな価値を提供することで、微力ながら地域の活性化、皆様に喜んで頂ける施設作りに社員一同 全力で取り組んでいきたいと考えています。

新しくなった「元湯なかむら館」をどうぞよろしくお願いいたします。

2021年4月
有限会社なかむら館
代表取締役社長 植田 正樹

会社名有限会社 なかむら館
所在地〒 425-0028
静岡県焼津市駅北1-14-7
代表取締役植田正樹
創業1959年(昭和 34 年)
設立1973年(昭和 48 年)
資本金300万円
アクセスJR 焼津駅より徒歩 約4分
東名高速 焼津インターより車 約5分
事業内容公衆浴場「なかむら館」の運営

沿革

昭和34年創業者 小池政男が現在の地に、温泉旅館「元湯なかむら館」開業
(旅館営業は昭和44年に終了)
昭和40年日帰り温泉営業開始。料亭としても広く地元の皆様にご利用頂く
昭和48年有限会社なかむら館 設立 小池政男 初代社長就任
昭和58年店舗改築
飲食を伴う終日滞在型利用のお客様と温泉銭湯利用のお客様で賑わい、
年間34,000人以上のお客様にご来店頂く
平成7年2代目社長 小池義人 就任
平成19年温泉銭湯のみの営業へ。営業時間を13時~20時に変更
令和元年3代目社長 植田正樹 就任
同年、施設リニューアル計画の検討を開始
令和3年源泉掛け流し複合型温浴施設として、リニューアルオープン